平日に3連休が出来たので、一人秋の遠足に出かけてきました。
コロナ禍の影響で休みの日も家で過ごすことや、お出かけも”家族と”が多かったこの頃。
お一人様ならではの自由な一日をブログに残したいと思います。
今回行き先の参考にしたのはこちら。
やっぱり大好き、『d design travel』です。
20年振りの明治村
メインの行き先は、d travel(愛知号)の1番最初に紹介されているdマーク、
最後に訪れたのが小学生だったと思うので、まさかの20年ちょっと振り・・・?
単純に建築らしい建築が見たくなったのと、
”ガラス製品専門店”が敷地内にあったのを思い出し、近々誕生日を迎える友人へのプレゼントをそこで選ぶことにしました。
とは言っても、全部の建築を見る体力は無いだろうし・・・
一人で行くならゆっくり過ごそうと、d travelと公式サイトを参考に
- 帝国ホテル中央玄関
- 宇治山田郵便局舎
- 品川硝子ショップ
この3つを見られたらOK、という志の低さ(笑)で出発。
フランク・ロイド・ライトの建築
駐車場から園内に入り一番最初に出会う建築が、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライト設計「帝国ホテル中央玄関」です。
建築が見たいという欲求は、この場所だけでも十分に満たすことが出来ました。
1階と2階の間に中2階があったり、天井・床・柱が出っ張ったり引っ込んだり。
複雑なのに豊かな内部空間が気持ち良く、眺めていて飽きないです。
鬼のような細部
驚いたのは、建物内どこに居ようと目に飛び込んでくる鬼のような細部、細部、細部。
白色の「大谷石」とテラコッタの煉瓦に施された装飾の細かさたるや・・・
作り手の迫力が伝わってくるようです。
薄暗い館内では、金の装飾による光の反射が品良くアクセントになって美しい。
こういった細部のデザインもフランク・ロイド・ライトが全て手がけているのでしょうか?
建築ってなんだっけ・・・
いや、ひとつの作品がたまたま建築の形をしていただけなのか・・・
巨匠と呼ばれる所以を実際に目にし、その空間を体験できるのは、過去に保存を働きかけた人達がいたからこそ。
ただただ、感謝です。
大谷石
ちなみに、帝国ホテルでふんだんに使われている素材「大谷石」とは
栃木県宇都宮市大谷町付近一帯から採掘される流紋岩質角礫凝灰岩の総称・・・とのこと。(大谷資料館 - 大谷石の歴史と巨大地下空間より)
サイトを見ていると採掘場のただならぬ存在感に胸が震えます。
行ってみたいなぁ・・・!
帝国ホテルのカフェでアイスコーヒーを
建物内の2階にはカフェがあり、お飲み物や軽食をいただくことができます。
私はアイスコーヒーを注文。
平日のおかげか席も空いており、しばし休憩をしながら空間を楽しみました。
宇治山田郵便局舎にフラれ、品川硝子ショップへ
帝国ホテルを後にし、道すがらの建築を見ながら「宇治山田郵便局舎」へ向かいます。
オリジナル切手が購入できるとサイトにあり気になっていたのですが、2022年の10月頃まで保存修理及び耐震補強工事実施のため、その姿を見ることは叶わず。
近くに仮の郵便局舎が建てられていましたが、オリジナル切手の販売は現在されていないようでした。
友人へのプレゼント選びと、自分へのお土産
「品川硝子ショップ」では、アンティークオイルランプとレインボーオイル(黄色)を誕生日プレゼント用に購入。
そして自分が欲しくて購入したものの、重たい荷物になったこの子。
ブランデーをベースに、ジン、ワイン、キュラソー、ハーブなどがブレンドされており、その配合は未だに秘伝なのだとか・・・
お酒に強くもないのにボトルのデザインに惹かれ、アルコール分40%のものを選んでしまいました。
ちびちび楽しもうと思います。
広大で自然に囲まれた博物館
今日の目的は果たしたので、ここで帰っても良かったのですが・・・なんと閉園時間である17時近くまで満喫していました。
ベンチや休憩スペースがあちこちにあるのも嬉しいところ。
気候もちょうど良かったため、日陰に座ると風が心地良く・・・
静かで気持ちの良い場所だなと思いました。
休憩のお供に「駄菓子屋 八雲」で購入したお菓子をぱくり。
映画「TENET」を観る
明治村を後にした帰り道の途中、高速のSAできしめんを食べて小腹を満たし、次の目的地である地元の映画館に向かいます。
今回観たのは『TENET(テネット)』という作品。
”時間の逆行”がテーマのスパイ映画です。
噂には聞いていましたが、全然理解が追いつかない、本当に(笑)
2回も3回も観に行く人がいるという話にも頷けます。
しかしその理解しきれない感じも妙に気持ちが良いといいますか。
考える間も与えられずにものすごいスピードで話が進んでいき、ガツガツにかっこいい戦闘シーンが次々に展開されていく。
中でも良い役だな~と思ったニール役を演じるロバート・パティンソン。
見覚えのある役者さんだなと思っていたら、『ハリーポッター』のセドリック・ディゴリー役の!
彼の演技を観るためにもう一回観に行きたいくらい、格好良かったなあ。
幼い頃の私と、今の私と、
興奮冷めやらぬまま、映画のサントラを買おうか迷いながら無事帰宅。
朝から晩まで遊び尽くし、大満足の一日でした。
幼い頃に訪れた場所に大人になってから行くと、見え方感じ方、そして楽しみ方にまで変化があって面白い。
また次に訪れる時、私はどう感じるのかな。
明治村、秋の遠足におすすめです。