森見登美彦さんの新刊で、京都に思いを馳せる
梅雨が明ける少し前、私の目に飛び込んできたニュースがあります。
森見登美彦さんの新刊『四畳半タイムマシンブルース』が発売されるとのこと!
『四畳半神話大系』の人物達に、またこうして会うことが出来るとは・・・
森見作品のアニメーション
四畳半神話大系[https://yojouhan.noitamina.tv/index.html]
『四畳半神話大系』は、大学生の頃にアニメを見て大好きになった作品です。
キャラクター原案が中村祐介さん、OPテーマ曲はASIAN KUNG-FU GENERATIONだなんて、好みが過ぎて溺れてしまう・・・
原作の小説を拝見したところ、森見さん独特の言い回し(森見節)に夢中になり。
他の著作を次々と手に取るうちに読書自体が好きになるという・・・
森見作品は私の青春のひとつです。
監督の湯浅政明さんの名を認識したのはこのアニメ作品が初めてですが、
色彩や画面構成、構図、どのシーンで映像を止めても絵になる美しさがあります。
作品違いですが、ほぼ同じチームでの映画作品。
四畳半神話大系のアニメもそうなのですが、実写と書き込みの少ないシンプルなアニメーションとが組み合わされているのも魅力のひとつです。
また、ほとんどの森見作品は京都が舞台。
作品を読み進めるのと同時に、京都に足を運ぶことが増えました。
下鴨納涼古本まつり
森見作品といえば、 毎年お盆の時期に下鴨神社(糺の森)で行われる古本市。
私もほぼ毎年訪れていましたが、今年は件のウイルスによって中止に。
木陰の下で団扇を仰ぎながら、大人達がもくもくと古書を漁る・・・
あの独特の雰囲気は、現地でしか味わえません。
児童書コーナー
古本市の奥に進むと児童書コーナーがあり、絵本には元の持ち主の名前が書き込まれていることも。
人の手を渡り、歴史やら思い出やらが積み重なっていく。
古きものの良さを感じ、嬉しくなります。
2、3年前の古本まつりで私が選んだ2冊の絵本。
お母さんのものと思われる綺麗な字で、名前が書き込まれていました。
来年の開催を願い、今は森見さんの新刊で京都に思いを馳せることとします。
森見氏のブログ
余談ではありますが、新刊発売を知ったのは森見登美彦さんご本人のブログからです。
発売日の翌日書店に足を運ぶと、平積みされた本の残りは僅か2冊・・・。
本日更新されたブログでは増刷決定の報告と、
『四畳半タイムマシンブルース』の出版に合わせて「オンライン読書会」なるものが8/29(土)に開催される旨の情報が出ていました。
気にはなるものの、語らう勇気が無いので参加出来ませんが・・・
これからも関連情報が出てくるのかと思うと、ファンとしては嬉しい限りです。